葬儀の日程を会社にどう伝える?福岡市の家族葬の場合の連絡マナーと注意点
葬儀の日程を会社にどう伝える?福岡市の家族葬の場合の連絡マナーと注意点
身内のご不幸があったとき、会社への連絡は必須となります。しかし、突然のことで動揺していたり、何をどこまで伝えるべきか迷ったりする方も多いのではないでしょうか。
この記事では、家族葬を行う際の会社への伝え方や忌引き休暇の取り方、香典や供花などの受け取り対応まで、福岡市での実例を交えながら、押さえておきたいポイントをわかりやすくまとめました。
葬儀では何日休みが必要?一般的な忌引き休暇とは
ご家族がご逝去された場合、通夜の前日に準備が入り、通夜、葬儀、初七日や火葬後の対応を含めて、4〜5日ほどはお休みを要するケースが一般的です。さらに遠方での葬儀や親族調整がある場合は、もう少し長くなることもあります。
このような場合に取得できるのが忌引き休暇です。忌引き休暇は、身内に不幸があった際に認められる特別休暇で、就業規則に基づき、故人との関係性によって日数が異なります。
続柄 | 目安の日数 |
---|---|
配偶者 | 5~7日 |
父母・子 | 3~5日 |
祖父母・兄弟姉妹 | 1~3日 |
なお、起算日(何日目からカウントするか)や有給扱いかどうかは会社ごとに異なるため、まずは人事部や上司に確認しておくと安心です。
会社への伝え方は?タイミングと内容のポイント
突然の訃報を受けたら、すぐに上司や総務へ連絡を入れます。伝える際のポイントは次のとおりです。
- どなたが亡くなったのか(例:実父、配偶者など)
- いつ亡くなられたのか
- 通夜・葬儀の日程(わかっていれば)
- どのくらいの期間、休みをいただく予定か
- 連絡が取れる連絡先(メールや携帯番号など)
日程が未定の場合も、「数日中に改めてご連絡します」と添えておくと、社内の業務調整がしやすくなります。
社内メールでの例文(家族葬の場合)
実際の連絡は、電話のほか、社内チャットやメールで行うことも多いです。家族葬を行う場合の社内メール例は次のとおりです。
件名
忌引き休暇取得のご連絡
本文
〇〇部 ●●部長 お疲れさまです。〇〇課の〇〇です。 私事で恐縮ですが、本日未明に実父が永眠いたしました。 つきましては、通夜・葬儀を家族葬にて執り行う予定であり、 ●日~●日まで忌引き休暇をいただきたく、お願い申し上げます。 日程が確定次第、改めてご連絡いたします。 ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。
香典・供花・弔電などへの対応は?
家族葬を行う場合、基本的には親族やごく近しい人だけで執り行いますが、会社関係者から香典や供花、弔電を頂くこともあります。
受け取るかどうかは家族の意向次第
最近では「家族葬のためご香典等はご遠慮します」と伝えるご家庭も多いですが、それでも後日、香典や弔電を持参されることはあります。特に、直属の上司や同僚など関係の深い方は、家族葬でもお参りに来られるケースがあります。
葬儀社としても、「家族葬だから誰も来ないでいい」とは言えません。事前に会社へは丁寧にお伝えし、受け取る場合/辞退する場合の方針を決め、どちらでも失礼がないようにすることが大切です。
ご香典・供花を辞退したい場合の表現
件名
家族のご葬儀のご連絡の件
本文
〇〇部 ●●部長 お世話になっております。〇〇課の〇〇です。 このたび実父が永眠いたしましたことをご報告申し上げます。 通夜・葬儀は家族のみで執り行う家族葬のかたちとさせていただきました。 誠に勝手ながら、ご弔問・ご香典・供花等はご辞退申し上げております。 あたたかいお心遣いに心より感謝申し上げます。
※辞退の旨は、あくまで「お気持ちだけで充分です」と丁寧にお伝えする形が望ましいです。
その他に気をつけたいこと
- 会葬礼状:会社や上司から香典を頂いた場合は、香典返しとともに礼状を送るのが丁寧です。忌引き休暇の証明として扱われることもあります。
- 口頭での一言:復帰時に直属の上司へ「おかげさまで滞りなく終えました」と一言添えると印象が良くなります。
まとめ
福岡市内でも家族葬を選ばれるご家庭は年々増えており、それに伴い会社への連絡や社内対応に悩まれる方も少なくありません。不安な点があれば、まずは葬儀社へご相談ください。ご遺族のご事情に寄り添いながら、日程調整や会社への伝え方、香典・供花への対応など、必要に応じたアドバイスをご提供いたします。突然のご不幸の中で、少しでも負担を軽減できるようにサポートいたします。